
「おでかけあしたひろば」が2025年4月27日(日)に金沢シーサイドタウン地区内のショッピングセンター ビアレヨコハマの向かいにある中藻公園で行われました。
このイベントの主催は「一般社団法人あしたタウン*」と「親と子のつどいの広場 あしたひろば⁑」で、企画運営の中心は横浜市立大学の三輪教授とそのゼミ生たち。数年前から月1回のペースで地区内の公園や緑地、公開空地などで「ぱあくる(外遊び)」を開催していて、地域の子育て中の方々には馴染みの活動です。
今回は普段は学校や仕事で参加出来ない世代にも楽しんでもらえたらと日曜日の開催。「カナかる!」さんや「生活協同組合パルシステム神奈川」さんも加わって、一味違うスペシャルな企画となった ♪おでかけあしたひろば♫ をレポートします。
誰もがハッピー!外遊びがいっぱい
三輪ゼミ生の仕掛けた遊びは「けんけんぱ」「輪投げ」「落書き(水で消せるカラフルなチョーク使用)」「シャボン玉」「でんしゃごっこ」などなど。小さい子が大きいおにいさんやおねえさんを引き連れて得意げに遊んでいる様子はハッピーそのものでした。


「カナかる(金沢かるた)!」
横浜市金沢区ご当地かるた「カナかる!」。読み手から提供される金沢区のプチ情報には「そうなんだぁ~!」が満載。楽しく地域の特色や歴史を学び、いつしか地域愛を語り合っていました。
皆さんも「カナかる!公式大会」の情報を追っかけてぜひ参戦してみてください。
「カナかる!」の活動の情報検索はこちらから https://www.kanakaru.com


牛?とツーショット!
「パルシステム」さんが保有している発泡スチロールで作られたほぼ等身大のキリン・牛・ウサギ・にわとり・ハシビロコウが公園内の草むらに配置され不思議な非日常の空間が出現。牛の背中は小さい子が座って乗るのにぴったりだったので親の心を掴んでフォトスポットになっていました。
「パルシステム」さんは健康チェックや栄養相談などで日頃から「あしたひろば」と繋がっていて、今回も試食品も提供してもらいました。

地域住民との繋がり
三輪ゼミが、日頃から「ぱあくる」の他にも、「あすなみ(小中高生の放課後の居場所)」などの活動もしてきていることから、見守りなどで協力している地域住民が数名います。特にこの春中学生になったR君は小学生のころからあしたタウンラボ⁂での「プラレール」のイベント時に活躍していて、この日も小さい子の気持ちを盛り上げて上手に遊びに誘導してくれていました。

スタッフから住民の皆さんへのメッセージ
◇横浜市大 三輪律江教授
ビアレの前にある中藻公園は、日ごろは憩いの場として使われることが多いと思います。遊具がないため子どもと一緒に遊ぶ場になりづらいと思われている方も多いかもしれませんが、芝生広場もあるので、乳幼児親子にとっては小さな自然遊びやピクニック遊びもできる小さいけどステキな公園です。遊具がない小さな公園でもちょっとした工夫次第で外遊びが楽しめることを気付いてもらえたらうれしいです。
◇横浜市大 三輪ゼミ生Tさん
おでかけあしたひろばのようなイベントには初めて参加させて頂き、とても貴重な体験でした。中藻公園は以前ゼミの活動である「ぱあくる」にて訪れたことがありました。ビアレの前にある為人通りが多いけれど、公園にはゆったりとした時間が流れているように感じます。イベント当日は、輪投げやシャボン玉を使い幅広い年齢の子どもたちと遊びました。一つのおもちゃを使って多様な遊びを見つける子どもの発想にはいつも驚かされています。
ぱあくる活動に参加していて毎回感じるのは、コミュニティの大切さです。ぱあくるに来ることによって知り合いが増え、子ども同士も仲良くなっているように感じます。ぱあくるの活動が少しでも子育てのしやすい環境に繋がるようにこれからも活動を続けていきたいと思っています。
◇あしたひろば代表 西村さん
あしたひろばは、横浜市の補助事業として運営している「親と子のつどいの広場」です。今回「おでかけあしたひろば」と同日の午前中に開催された、並木地域に新しく誕生したマンション「プライムパークス横浜並木」の住民交流会におじゃまして、この街の魅力をご紹介させていただきました。また、参加された皆さんと一緒に行った「カナかる!」で、金沢区の魅力を再発見しました。
並木地域は、公園や緑が多く、子育て世代にもとてもやさしい環境です。住民同士のつながりも大切にされていて、新しいご家庭も安心して地域の輪に加わることができます。 これからも、たくさんの方が「この街で子育てできてよかった」と思えるように、あしたひろばは地域に根ざした活動を続けていきます。

筆者は実は月1回地域内で開催されている「ぱあくる」に地域住民として参加していて、幼い子や若いお母さんとの交流を楽しませてもらっています。この日はショッピングのために隣町から並木に来た方とも交流を持つことができ「いい活動ねぇ」「うらやましいわぁ」と話しかけられました。その時この活動が当たり前のことではないことに思いがいたり、三輪教授とそのゼミ生に感謝の気持ちが芽生えました。スタッフのみなさん!いつも地域の子育てへの応援ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
*一般社団法人あしたタウン
一般社団法人 金沢シーサイド あしたタウンは「子育ち」「福祉」「住まい」「公共スペース」「地域プランディング」の各プロジェクトを推進している。
⁑親と子のつどいの広場 あしたひろば
横浜市より助成金をうけている活動。子育て中の親と子がリラックスできるくつろぎの広場。プレママ、プレパパ、孫を預かる祖父母の方も大歓迎。
⁂あしたタウンラボ
「あしたタウン」と「あしたひろば」が活動している場所の名称
横浜市金沢区並木1-17 7号棟1階(HACとなり)
ライター:山本淳子