横浜中心部や東京方面にスムーズにアクセス、さらに京急線を利用すれば三浦・横須賀・逗子方面に遊びに行くにもとっても便利な並木エリア。徒歩や自転車で気軽に遊びに行けるレジャーも充実しています。四季に合わせて、さまざまな遊びが楽しめる並木エリアのレジャー情報をお聞きするべく、金沢シーサイドタウンに居住されている、子育て層の方々の「生の声」を聞いてみました。
――まずは金沢区でできるレジャーを教えてください。
ツンさん:金沢区のレジャーは結構あるんですよ。歌川広重の『金沢八景』の中でも描かれ、野島という島にある自然が豊かな「野島公園」、横浜市内で唯一海水浴場がある「海の公園」、金沢自然公園内にある「金沢動物園」といろいろあります。
みやはらさん:会社のイベントでも利用しています。野島公園のバーベキューなんかは人気で、なかなか予約が取れなそうな感じがします。
ナオさん:野島公園は夏場だと1ヶ月前くらいに取らないと。夏は特に人気です。
ツンさん:野島公園はバーベキュー場の横にキャンプが可能なエリアがあるんですよ。テントを設営して、泊まることが可能です。
ナオさん:今小学生が野島公園にお泊まりしています。青少年研修センターがきれいになり地下に2段ベットがあります。ここでは、いかだ作りなどの体験プログラムがあって、宿泊体験学習を実施しています。遠くまで行かずにカヌー体験もできます。
ツンさん:僕もサップやったりします。
みやさん:サップやってそう!(笑)
ツンさん:僕はふなだまり公園の公園愛護会の副会長です。水上のゴミ拾いをサップに乗りながらやっています。公園愛護会でウッドデッキも作りました。
みやはらさん:本当憩いの場ですよね。夕方は子供が遊んでいて。
ツンさんツンさん:あとは釣りもできる。クロダイやシーバスが釣れるみたいですよ。あとハゼが有名です。ちゃんと食べられるし。
みやはらさん:あそこなら子供たちが来ても安全ですね。
環境が整う住みやすい街、並木
――住みやすい街と言われる並木の住み心地はいかがですか?
みやはらさん:僕たちは東北出身で、結婚して並木に来ました。一時別の場所にいましたが、また戻ってきました。とっても住みやすい。道もきれいに舗装されていて狭い道もないですし、すごくいいですね。
ナオさん:もともと埋め立てでできた街なので、町全体が平地なんですよ。子供たちも自転車で行きやすいのがいいですね。
みやさん:親としても安心ですよね。
ツンさん:自転車と歩行者の道がきちんと分かれている。自転車専用道路は車道側の赤い部分とか。そういうものだなと生きてきたんですけど、他ではなくて。
みやはらさん:分けられていて、走りやすいですよね。子どもにも教えやすい。赤は自転車、こちらは歩道と。
――並木にはたくさんの公園がありますね。
ツンさん:街中にたくさんあります。
ナオさん:1丁目から3丁目まで公園巡りしながら買い物していました。おにぎりを買って途中で食べてとか。どこに公園があるかとか、楽しくて。
みやはらさん:子どもは帰ってきたらランドセルを置いてすぐに出かけます。小柴自然公園かどこかの公園なんだろうなと。
ツンさん:最近できた小柴自然公園ですね。僕はまだ行ったことなくて、このあと行こうと思っていて。皆すごいと言いますね。
みやはらさん:最新鋭の遊具が揃い、子どもたちも楽しいですが、大人も楽しい公園です。多目的グランドがあり、草野球やサッカーなどもできます。
――公園では親御さんたちの交流はありますか?
ナオさん:子ども同士が最初知らなくても、そのうち遊び出すと、親同士も話し始めますね。公園は、親も子どもも友だち作るにはいい場所かなと思います。
ツンさん:小柴自然公園は、インクルーシブ公園になっていて障がいのある子供も同じように遊べる遊具もあるんです。障害のある子も、そうではない子どもも、みんな一緒に遊べるというそのような感覚を小さい時から持てるというのもいいなと思います。
ナオさん:ちゃんと一緒に遊べると言うことが分かって、触れ合う機会があるのはいいと思います。いろんな人たちと近くなっているのはいいと思います。
どの世代でも楽しく遊べる場所がそろう
――逆に大人の遊び場所はどうですか?
ナオさん:海辺のウォーキングやランニングは心地よく、歩道も整備されているので散歩をされている方も多いです。あと本気で動きたいなら、室内のスポーツセンターではバレーやバトミントン、ビーチバレーもできます。
ツンさん:自転車で海に行けるのもいいですね。海の公園って横浜市唯一の海岸なんですよ。波はないけど風はあるので、ウインドサーフィンも多いです。あとは釣り。堤防でもそうですけど、船に乗って釣りに出かけます。
海があり、自然豊かな環境が魅力
――季節によってどのような魅力がありますか?
ナオさん:自然は多いので、それこそ公園に芝生があれば裸足で遊べる。砂浜も裸足で遊べ、結構靴脱いで遊べるところが多いです。子どもが自由にいろんなところに行けるので、子どもたちだけで遊ばせてもそんなに危険ではないです。
ツンさん:シーサイドライン沿いの銀杏並木があって秋になると真っ黄色になる。それが好きですね。自然がたくさんあるので、四季を体感できます。
ナオさん:春は桜も。あとシーサイドライン沿いはお散歩コースになっています。山からの道をよく探検しながら歩きました。小学生はどんぐりやセミの抜け殻をいっぱい拾ってきたり。
みやさん:天然のリスを初めて見た時は感動しました。
ナオさん:アライグマ親子がいるんですよ。あとハクビシンもいます。
みやさん:ええーっ?アライグマは見た事ないです。
みやはらさん:すごいですね。自然が溢れている。遠くにわざわざ行かなくても、近場で遊べるのはいいですね。
ナオさん:夏はプールもあるし、海にも入れるし。
ツンさん:海の公園の海岸は人工の海岸で、波が立たないような作りになっていて。だからウインドサーフィンとかサップとかやりやすい。潮干狩りもできます。
みやはらさん:行きますね。意外と子どもたちより親が本気で集中しちゃって(笑)。
スポーツ施設やクラブも充実
――日頃のスポーツについてはどうですか?
ナオさん:夏は砂浜でビーチハンドをやっています。中央小でハンドボール教えてくれていますが、夏は特別にビーチでやるんですよ。
ツンさん:すごいですね。
ナオさん:サッカー場もあるし、野球もラグビーも。グランドがいっぱいあります。
ツンさん:長浜グランドなんて普通にプロが練習で使ってましたよ。
ナオさん:すごい贅沢ですよね、芝生で。子どもはリネツ金沢の室内プールにも行きます。夏は富岡八幡公園のプールにも。
みやはらさん:スポーツは大人も普通に楽しめますよね。体育館でも色々やっています。
ナオさん:あと、横浜マラソンとかこの辺りに来たり。小柴や海の公園も。
ツンさん:トライアスロンも。
ナオさん:色々あるので、子どもたちも選択の枠が広がります。
まだまだある楽しい遊び場
――ほかによく行く遊び場はありますか?
ナオさん:八景島シーパラダイス! 何度も気軽に行けるように、エリア内では高学年になったらフリーパス持たせる家庭も多いようです。子供たちだけで行ってくれるので助かります。
ツンさん:結構色々あります。三井アウトレットパークも、コストコも。
ナオさん:あと動物園もあります。金沢動物園は幼稚園生無料だから結構行っていました。
みやさん:うちも小さい時は行っていました。
ナオさん:ここは、幼稚園の行事で放課後の冒険クラブというのがあって、先生が引率してくれます。バーベキューもできて楽しかったです。バーベキュー場から隣接する動物園行けるので、子供たちも飽きることがない。夏の始まりはふなだまりの花火を見て、夏の終わりは金沢まつりの花火を見て。ちょこちょこシーパラでもやります。
ツンさん:毎週のようにやっていて夏に限らず花火が見られます。
――外遊び以外の楽しみ方はありますか?
みやさん:富岡八幡公園にあるこどもログハウス!こちらに戻ってきて、子どもが懐かしかったらしくて、もう一度行きたいと。
ツンさん:超楽しいですよね。
ナオさん:この間、子どもが職業体験の時に行きましたが、すごく楽しかったと。中学生でも楽しめるようです。
遊びを通して子どもも成長を確認
――そのような遊びを通して、お子さんたちの変化や成長などありましたか?
みやさん:うちの子は球技が苦手で全然できなくて、スポーツ嫌いみたいな感じだったんですけど、高学年になると友だちとサッカーやドッジボールをやるようになって、今はいろいろな球技が好きになりました。サッカーをする姿を見て感動しました。
ツンさん:まだ娘が2歳半なので、ボールを放るくらいしかできないんですけど。長浜公園のアスレチックとかで、どうやって遊ぶのかなと考えて、自分の中で楽しもうとする姿を見ると、かわいいな、頑張ってるなって思います。
ナオさん:大きい公園はいろんな学校の子が来るので、気がつくと知らない子と自然に遊んでいたりして、友だちが広がるというか。バリアフリーの公園もあるので、車椅子の子と一緒に遊んだり。良い環境だと思います。
みやはらさん:集団行動では子ども同士の中でちゃんとしたルール感でやっている。それなりに成長はしているんでしょうね。
――インドアからアウトドアに変化したことはありますか?
みやはらさん:前は家でゲームをよくやっていましたけど、遊びに行くようになりましたね。
ナオさん:とはいえゲームもやはり好きではあります。ただ、やるときは友達で集まってやることが多いですね。やよくマンションの下や集会所とかで集まっています。
みやはらさん:最近ゲームもカードゲームもあるので、集まったりしてますね。
みやさん:スマホとかゲームを持たせているので、外に行く頻度が減るかなと思っていたのですが、そんなことは全然なくて外で遊んでくる方が多いです。こっちがゲームばっかりはダメだよと言わなくても、自然と両立できている感じがします。
――それは海があり自然豊かな環境もありますか?
ツンさん:そうですね、やはり海が近く、大小さまざまな公園があるというのが、そこにつながっているのではと思いますね。
ナオさん:学校がある日は絶対外で遊ぶ約束があるので、家にいる時に時間を決めてゲームするとか。昼間はほとんど外に遊びに行って、帰ってきません(笑)。
これから並木でやりたいこと
――これから皆さんがチャレンジしたいことってありますか?
ナオさん:サップ(スタンドアップパドル)やってみたいです!
ツンさん:お、やりますか?ふなだまりで。
みやはらさん:サップか、いいですね。挑戦してみようかな。興味はあります。身近でできるならやりたい人はたくさんいるんじゃないかな。
ナオさん:子どもには、釣り、カヌー、サップもそうですけど、近くでできるなら一緒にできるうちにやりたいと思います。
――並木の中で地域活動やイベントなど参加されているものがあれば教えてください。
ツンさん:僕は職業が地域活動家なんです。ふなだまりで毎月最終日曜日に親子でゴミ拾いの企画をやっています。あと長浜の方でも月に1回山を巡回しています。そんな活動の一環で、小中学校で授業させてもらっていて、それでナオさんとも知り合いました。
ナオさん:お姉ちゃんの学校で授業をされて。竹でいろんなものを作ってくださったり。
ツンさん:竹を使って流しそうめんやったり。子どもたちにノコギリを渡して作ります。危ないこともありますが、やってみないと。今は親が僕たち世代になって色々やらせたいという要望もありまして。また、金沢区のご当地カルタを今年作ったんですけど、そのイベントでいろんなところに呼んでもらうのが多くなりました。
みやはらさん:イベントもこれから増えていくといいですね。うちはお祭りに毎年参加しています。
ツンさん:僕は並木エリアの自治会主催のお祭り、「サマーフェスタ」の司会もやっています。
ナオさん:私はダンスで毎年出ています。芸術祭もやっていましたね?
みやはらさん:この前もフリーマーケットやっていましたね?
ツンさん:よかったら色々参加してください。
並木エリアの遊び方座談会メンバー
ナオさん:結婚して並木に住んで10年以上の2児の母です。並木で仕事して、地域のお客さまと交流してます。
ツンさん:並木生まれ並木育ち。都内での生活を経て、金沢区の更なる地域活性のため戻ってきました。主夫業と2歳の娘の育児と地域活動家として活動中。
みやはらさん:東北出身。結婚後に並木の過ごしやすさにひかれて、地方から出戻った 2 児の父。自然があふれ、歩道もあるきやすく安全なことが並木の魅力と感じている。
みやさん:東北出身。結婚後並木に移住。小学生と中学生の2児の母。自然や公園がたくさんあり、子育てのしやすさを毎日実感中。
※この情報は2024(令和6)年3月時点のものです。