横浜市立大学は、海に近いことからマリンスポーツ系の部活が少なからずあります。ウィンドサーフィン、SUPと耳にしたことがあり尚且つ想像がつきやすいと思います。では、「ヨット」はどうでしょうか?帆がついている船?それともオールとかで漕ぐ船?とあまりピンとはこないと思います。そんな「ヨット」について、横浜市立大学体育会ヨット部である私が紹介させていただきます!

ヨットとは?
ヨットの種類は、数多くあります。とても大きなヨット(クルーザーともいいます)に8人や10人で乗って走らせたり、1人だけで乗るヨット(イルカといいます)もあったりと、多種多様です。そんな規模感が異なるヨットがさまざまあるうち、Snipe(スナイプ)という2人乗りのヨットで私たち部員は活動しています。
娯楽として乗る方もいらっしゃいますが、私たちは競技者側としてヨットに乗っています。ヨット競技は、他の艇と速さを競うスポーツです。複数の艇が同時にスタートし、決められたコースを走り、最初にフィニッシュラインを通過した艇が勝つというシンプルなものとなっています。では、どこで差をつけるのか。それは、風や波、潮流の特徴を掴み、それをいかに考慮するかで変わります。ですが、これらは刻一刻と変化し、その兆しは水面のわずかな違和感や、帆の揺れ、風見の微妙な傾きにしか現れません。誰よりも早くそれに気づき、他の艇がまだ動かないうちに決断できるかどうか。それが、順位を上げる鍵となります。また、2人乗りとなるため、コミュニケーションや2人の相性も大切になってきます。
横市ヨット部が目指すもの
そんな超体育会な部活なら、経験者が多いものなのだろう…と思うかもしれませんが、私たちのほとんどが大学からヨットを始めました。筆者自身も、やったことないからやってみたい!という精神で入部し今に至ります。
じゃあ、ヨット部って何を目的としているものなの?と疑問を持たれると思います。私たちも他の体育会系の部活の如く、全日本学生ヨット選手権大会という全国の強者たちが集まる大会に行くことを目標として活動しています。簡単なのでは?と思うかもしれません。けれど、私たちがいる関東圏は強者が揃いに揃っています。去年の全日本大会では、トップ10のうち半数が関東水域のヨット部でした。そのため、日々練習に励んでいます。
この全日本大会に行くまでに、団体予選と決勝があります。1大学につき3艇が1チームとなり、それぞれの着順が点数として加算され、その合計点で順位が決まります。ゴルフのように、点数が低いチームほど上位となる仕組みです。そのため、1艇だけが好成績を残せばよいわけではなく、チーム全体で安定した走りが求められます。その大会によってレース数は異なるのですが、1レース毎に約30点も変動することがあります。まさに、最後まで気の抜けない戦いです。さらに、関東から全日本大会へ出場できるのはわずか7枠のみという、非常に狭き門でもあります。 ですが、先代たちの努力や経験値が積み重なって、私たちの目指す「全日本インカレ出場」まであとわずかなところまで来ました。2021年では予選敗退でしたが2024年には全日本出場校と88点差、2025年では15点差でした。この流れに乗って、日々精進していきたいと思っています!


ヨット部の1日
私たちヨット部は、現在18人で活動しています。八景島マリーナでは、横浜国立大学や法政大学、成蹊大学などの関東の大学も多く在籍しています。そのほかに、関東圏の大学は江ノ島や葉山を拠点にしています。
そんなヨットに魅入られた私たちの1日をざっくりと紹介します。私たちは、土曜と日曜の週末に八景島マリーナにて活動しています。朝は、9時30分までには出艇し、季節ごとにマリーナに帰着する時間指定は異なるのですが、それに合わせて帰ってきます。出艇前には、ヨットの準備や簡単なミーティングを行います。海に出ている時間が長い分、陸での準備や片付けも大切な練習の1つです。帰着後は、片付けをして、反省点を話し合ったり、次の練習に向けて艇の整備をしたりしながら1日を終えます。

まとめ
これが、横浜市立大学にあるヨット部の実態でした。いかがでしたか?
思っていたより過酷そう、と感じた方もいるかもしれません。けれど、きつさと同じくらい、海の上でしか味わえない楽しさや達成感があるのも事実です。 もし少しでも気になるものがあったらその直感を信じてみるのも、悪くないのかもしれませんね。

ライター
横浜市立大学中西ゼミ2年 ゆり
部活も学業も両立して頑張ります!

