今回は、並木地区のペット事情をご紹介します。並木周辺を歩いていると、犬と一緒に散歩を楽しむ方を多く見かけます。季節の移ろいを感じながら寄り添って歩く姿は、地域の日常にやさしい彩りを添えてくれています。
金沢区では、令和6年度の犬の登録数が約8,300頭となっており、横浜市18区の中では12位です。決して突出した数字ではありませんが、区内ではペットと暮らす家庭が多く見られ、地域にペット文化がしっかりと根付いていることが分かります。
この記事では、ペットが人にもたらしてくれる良い影響や、金沢区が取り組んでいるペットに関する施策、さらに区内で人気の散歩スポットをご紹介します。並木地区での暮らしを少し違った視点から見つめるきっかけになれば幸いです。
ペットを飼うこと
―日々の暮らしに寄り添う小さなパートナー―
ペットはただ「かわいい」存在にとどまりません。人の生活リズムや心の健康、人間関係にまで、思っている以上に大きな影響を与えてくれます。
・心の安らぎをもたらす効果
・散歩の習慣など外出のきっかけを作ってくれる
・散歩中に顔を合わせる飼い主同士の挨拶やペットを通じた会話によって地域のつながりが生まれやすい
・日々のお世話や健康管理を通じて、思いやりの心や責任感を育む機会
金沢区のペットに関する取り組み
―暮らしを豊かにする一方で、忘れてはいけない責任も―
鳴き声やにおい、散歩中の排せつ物、共有スペースでのマナーなど、周囲への配慮もペットを飼う上で大切なことです。
金沢区では、ペットと人が心地よく共に暮らせるまちづくりを大切にし、さまざまな取り組みを進めています。ここでは、区が公表している主な施策やルールを紹介します。
1.イエロードッグプロジェクト
これは、犬の首輪やリードに 黄色のリボンや小物をつけることで「近づいてほしくない・慎重に接してほしい」という意思を示す活動。 黄色いマークをつけた犬を見かけたら、無理に近づかず、まず飼い主さんに「触ってもいいですか?」と確認する配慮が呼びかけられています。 この取り組みは、犬を飼っている人同士だけでなく、飼っていない人にとっても安心感を生み出す仕組みになっています。

2.登録および狂犬病予防の手続き徹底
金沢区では、生後91日以上の犬に対して 飼い犬登録と毎年の狂犬病予防注射が義務付けられています。
3.マナー指導・ルールの啓発
金沢区は飼い主へのマナー啓発にも力を入れています。 散歩時は排せつ物(ふん/尿)を適切に処理し、公共スペースを汚さないようにするよう呼びかけています。 犬の首輪には、必ず 鑑札・狂犬病予防注射済票 をつけることを義務付けています。これにより、飼い犬の個体識別が可能になり、迷子対策にもつながります。
4.相談窓口と苦情対応
区では、犬・猫に関する苦情や相談を受け付けています。飼育が難しくなったペットの引き取り相談も可能で、終生飼育に関する飼い主の責任を重視しています。
金沢区お散歩スポット
金沢区は大きな公園や商業施設にペットと一緒に楽しめるスポットがたくさんあります!
・三井アウトレットパーク横浜ベイサイド
船の並ぶロケーションで散歩することができます。テラス席であれば、犬も一緒にご飯を食べることが出来き、一部の店舗ではキャリーケースに入れればペットも入店可能です。


・長浜公園とイオン金沢シーサイド店
東京ドーム3.3個分の広大な敷地面積を誇る長浜公園では豊かな自然の中、犬の散歩をする人が見受けられます。時間帯によってはいろいろな犬が散歩に来ており、飼い主同士でお話をしていたり交流も見受けられます。また、近くに位置するイオン金沢シーサイド店の中にあるペットショップのぺテモビアレ横浜店ではイオンペットメンバーズカードに入会することで屋内ドックランを利用できます。雨の日の外での犬の散歩代わりに行ってみてはいかがでしょうか。




参考資料
・ペットをお連れのお客さま | 三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド
・ペテモビアレ横浜店 | 基本情報 | ペテモ [PETEMO] | イオンペット [AEON PET]
ライター
横浜市立大学中西ゼミ2年 まお
最近犬を飼い始めたことをきっかけに金沢区のペット事情について知りたかったのでこのような内容で記事を書いてみました!ペットを飼っている方だけでなくすべての方が金沢区のペット事情に興味を持ってくだされば幸いです。


